2011年6月8日水曜日

いわきに花を届けました。3

なぜ、いわきなのか?

東北の中でも東京に一番近いという事と、

オランダ屋国立店の店長神永 ↓ が、いわき出身だったからです。





最初にいわきに届けることを決めるまでは、

どこに花を持っていくべきか、誰に届けたらいいのか、全く手探りでした。

そんな中、今もいわきに住む彼のご兄妹に色々情報をいただき、

いわき訪問が実現しました。



5/24の二回目の訪問の様子を神永店長に話すと、

「自分もいわきに連れてってください!」

と言い出しました。



本人の出身地の現状にショックが大きくないか心配でしたが、

「現地を見なければ何も始まらないです」

との彼の言葉に安心しました。



今回はもう一人、飯田橋生花市場社長の小池氏 ↓ も同行しました。

彼もまた

今回の震災復興に花業界が何か出来ないか、

私と同じ気持ちを持っています。






そして、花業界の垣根を超えて市場、仲卸、小売店、デザイナーなどが

http://hananochikara.org/

こんな活動を始めています。

同じく「花の力(ちから)」という言葉を使っていますね^0^

でも、ココのブログ名は「花のチカラ」

↑「力」より「チカラ」の方が弱々しい感じがしますが、

個のチカラが集まって大きな力(ちから)

になる、という感じでいいかな、と思っています。



前回の訪問では個人のお宅、商店を中心に訪問させて

頂きましたが、その中でも印象深かった床屋さんに今回もお届けしました。

ちょうど定休日だったので、裏口にそっと花を置いてきました。

そうしたら、早速ご子息から嬉しいご連絡をいただきました。

是非、「いわきに花を届けました2」のコメント欄御覧ください。






また、前回訪問させていただいた、すごいセブンイレブンも

もちろん元気に営業中でした。



お昼時ということもあり、次々にお客様が来店してきていました。

今回も来店されたお客様用に花を置いていただきました。

ラジオやテレビからも沢山取材が来ているようです。

前回訪問時ちょうどテレビ局の取材があり、

その日のニュースを店頭で繰り返し流していました。

そこにはこのセブンイレブンのご主人の力強い言葉、

そして、そのニュースになんとちゃっかり僕も写っていました。^ー^;;;


←前回訪問時






前回、「水が出ないから花はもらえない」

と最初は遠慮していた原発から25キロ付近の

ガソリンスタンドの奥様も、

「頂いた百合、すごくよくもってくれて、嬉しかった。

ここは避難地域だから、支援物資はほとんど来ないんです。

だから花はとても有り難く、すごく印象的でした」

とおっしゃっていただきました。

梅雨の晴れ間の天気が良い日でしたので、

ここが放射能の危険にさらされている地域とはとても考えられず、

この美しい土地を離れなければいけない方々の気持ちは、、、

私には表現できません。



今回でいわき訪問は三度目ですが、

道路や、町が少しづつですがキレイになってきていました。

瓦礫もまだまだ沢山あるのですが、確実に減ってきています。


そしてなにより人が戻ってきてたこと、

最初に来た時は誰もいなかった地域でも、

ご自宅の片付けに戻ってきている人たちがいました。

もう、被災地という表現は当てはまらないと感じています。

被災から立ち直りつつある「いわき」だと感じました。



こうして何度か同じ地域を訪問することによって

花が間違いなく「喜んでもらえる物」だという自信になり、

また沢山の方々とお知り合いになり、

次回あの人に会いたい、と思えることも、今後長期になるだろう

復興へのお手伝いの原動力になると思います。


オランダ屋という花屋が車一台で花を届けることは、

配る量、渡す方の人数からすれば本当に微々たる活動です。

しかし、受け取っていただいた方は間違いなく素晴らしい

笑顔を取り戻し、

「元気が出た!ありがとう」と言っていただけます。

小さな活動、少額の資金でもすぐに結果に繋がっていると感じています。



東北が少しづつ元気を取り戻しています。

花がそのお手伝いが出来る、

そしてそれが将来の日本の力になるのであれば、

本当に小さな小さなチカラではありますが、

大きな価値があると信じています。


そして、なにより自分自身や従業員のモチベーションにも繋がっているのです。

いわきの皆さま、こちらこそありがとうございます!!!

今後も元気にこの活動を続けて行きます!


今回お届けした花
アルストロメリア 500本
シャクヤク    300本

0 件のコメント:

コメントを投稿